【編集長の取材日記】
昨日は、東京・有楽町に開業した、就業者ラウンジ「lounge Ö(ラウンジ オー)」の見学会に行ってきました。
場所は、有楽町駅から近い「新国際ビル」の1階。
周辺では、ビルの建て替えやリニューアルが続き、眼の前の敷地では、新ビル建設までの暫定利用による「YURAKUCHO PARK(有楽町パーク)」の工事も進行中。
ラウンジ オーは、近隣のビル入居者向けの会員制ラウンジです。2階に開業した、フレキシブルオフィス「xLINK(クロスリンク)丸の内新国際」の利用者も使えます。
大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアに多数のオフィスを持つ三菱地所は、エリア内にこれまでも就業者向け共用ラウンジを開設しており、これが16拠点目。
なお、クロスリンクは、9施設目。
目的や用途にワーカー自身が最適な場所を選んで働くワークスタイルを「ABW」と呼びますが、就業者にとって、大丸有エリア全体が巨大なABW型ワークプレイスになりつつあるというわけです。
1階および地下1階に広がるラウンジ オーは、「働く時間の中でひと呼吸おく"余白"」をコンセプトにしたラウンジです。
三菱地所が主導し、企画にメディアサーフ コミュニケーションズ、空間設計に芦沢啓治建築設計事務所が参画しています。
印象的なグリーンのトンネルのようなエントランス。
空間の手前側は、大きな開口部から交差点や街の様子が見え、丸テーブルや大型ベンチが置かれており、人や情報が常に流れているような動きのある空間です。
少し奥にいくと、ライブラリー、ロングテーブル席、ソファラウンジなど、人がゆっくり仕事をしたり休んだり、滞留できる空間が用意されています。
交差点からよく見える階段は、手すりをリニューアルし、エレガントな佇まいに。
空間全体が、大きな邸宅のような、落ち着いた雰囲気なのですが、その中で、鉄板でできたキオスクが、アクセントとして空間に効果的に作用しています。木質やウォームカラーを貴重とした温かい空間の中に、キオスクによって「インパクト+インダストリアル感+非日常性+商業性」といったスパイスが加わり、そこからコミュニケーションや活動が発生しそうなワクワク感が生まれています。
イベント後半のトークセッションの中では、三菱地所の熊野さんから、この空間では、共創やイベントといったことよりも、まずは、ワーカー一人ひとりが、思い思いに一息ついてリラックスできる場であるという説明がなされました。そうした空間の機能と、空間のデザインが、うまく合致しているように見えました。
芦沢さんからは、「ある程度、集まってくる人が想定できるラウンジ」ということを念頭に設計したというお話がありました。そのため、完全に不特定多数が集まる空間よりも、もう少しインティメイトな雰囲気を感じさせる空間に仕上がっています。
そして、司会進行された、メディアサーフ コミュニケーションズ松井さんの絶妙な進行のおかげで、街の変化も含めて、今回のプロジェクトの意義や役割が伝わってきました。
昨夜のトークセッションそのものも、比較的少人数の親密な会だったので、この空間がどんなふうに使われていくのかを少しイメージできて、興味深い時間でした。
そして、街、オフィス、ラウンジ、働き方が今後どうなっていくのか。その最先端の在り方に触れる有意義な時間でした。詳細はまた、近いうちに誌面で読者の皆さんと共有できたらと思っております。
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